凍結胚移植のデメリット

2013年06月11日

凍結胚移植のデメリット

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凍結胚移植には、着床率が向上するなどの様々なメリットがありますが、デメリットもあります。

(1)凍結するのにコストがかかる

凍結は、残念ながら健康保険の適用外なので、全て自費となります。

凍結する受精卵が多ければ多いほど、その分、冷凍凍結代金がかかるでしょう。

通常、1年ごとの更新で、更新するときにお金を払うシステムになっています。

(2)凍結した受精卵を融解して、子宮に戻す場合にも、また融解代金がかかる

凍結と融解のそれぞれに対してだいたい5万円前後かかると考えておくと良いでしょう。

(3)融解するときの蘇生率が下がる

解凍した時に、必ずしも融解前の状態の受精卵に戻るわけではないというデメリットがあります。

変生してしまったり、完全に分割停止する事もあるのです。

その確率は3%程

それ程大きな確率ではないですが、たくさん手を加えて保存しているので、それに耐え切れない卵も出てくるのかもしれませんね。

凍結受精卵は、融解したあとは、しばらく培養します。

そして、最終的にちゃんと蘇生した事を確認してから、移植。

受精卵が弱いと、こういう凍結障害は起きることもあるとクリニックの先生からは言われています。

万が一、凍結障害を起こしてしまった場合には、移植はキャンセルとなります。バッド(下向き矢印)

しかし、質の良い胚盤胞は、細胞が破壊されるなどのダメージを受けることは少ないそう。

強い受精卵を育てる事はいかに大切なのかということが分かりますね。手(グー)

また、ガラス化法を使って凍結融解をすると、蘇生率はかなり上がります。

今は一般的にはこの方法が主流ですから、それ程心配する必要はないようですね。

(4)長期保存による凍結障害

受精卵は、半永久的に保存が出来ると言われていますが、長期間保存すると保存剤や、放射線等の影響が出てくる可能性はあります。

(5)透明体が硬くなる

耐凍剤や凍結保存の影響を受けた胚は、融解後に、胚の一番外側を覆っている卵のから、透明帯という部分が硬化することがあるのです。

固くなると卵が孵化しなくなってしまうので、そういう場合にはアシスト八ッチングという方法で、透明体を開いて、子宮に着床しやすくするのです。

アシスト八ッチングを行うと、妊娠率が上がるというデータがあるので、多くの病院で行われている比較的メジャーな手法だと言えるでしょう。

(6)治療に時間がかかる

これは、仕方のないことなんですが、新鮮胚移植はその月にすぐ移植しますが、凍結胚は、次の周期以降に移植するので、妊娠するまでの期間が遅くなってしまうというデメリットはあります。

でも、体調の良い周期まで待ってから移植した方が体には良いので、これはデメリットの内には入らないような気もしましたが、一応書いておきました。

(7)高度な技術が必要である

かなり熟練の技術が必要なので、凍結、解凍する人の腕次第で、胚の蘇生率に差が出てきます。

こればかりは、お任せするしかないのですが、出来れば多く経験を積んだ培養師さんがいる病院を選びたいですね。

(8)胎児への影響

そのほか、新鮮胚(凍結なし)に比べて、生まれてくる子供に障害がでる確率は少し高いのではという研究者もいます。

しかし、これについてははっきりとしたデータがないので、あくまで憶測の域を出ません。

今のところは、凍結受精卵の子供と、それ以外の子供との先天異常の発生率に違いはないという見方がほとんどなので、あまり心配しなくても良いのではないでしょうか。手(チョキ)

結論としては、まだ歴史が浅い治療法なので、子供の身体的、精神的発達上の問題や、長期にわたる影響(例えば、次の世代やさらにその次の世代)は、今後経過を観察していかないと分かりません。

(9)不測の事態が起きたときの影響

東北で起きた大震災のように、突然不測の事態が発生したときには、さすがに仕方ありません。

私もクリニックから、どうしようもない天災が来た時は諦めてくださいと言われています。

私の通うクリニックでは、東北の震災以降、災害に備えて新たに受精卵を守るガイドラインを見直したそう。

こうやって色んな方面から受精卵を守ってくださってるんだなあと思うと嬉しくなりますよね。

現在では、これらの問題点を踏まえて、凍結の技術や凍結機器の開発、毒性の弱い凍結保護剤の開発など、様々な研究がされています。

頑張って日々治療に取り組んでいる私たちにとっては、凍結胚も大切な子供たち。

より安全な方法が開発されて、100%受精卵が蘇生する時代が早く来て欲しいものですね。

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posted by 体外授精ゆみ at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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