胚移植

2013年05月28日

胚移植

不妊症の私が子供を授かった“本当の方法”はこちらぴかぴか(新しい)

受精が成立して、胚受精卵が順調に細胞分裂したことが確認されると、次はいよいよ胚移植。

胚移植では、受精卵を膣の方から子宮の中に入れます。

ほとんどの場合は痛みがなく、あっと言う間に終了。グッド(上向き矢印)

私の通うクリニックでは、モニターから胚移植の様子が見られるんです。

モニターを見ていると、出張していた卵がお腹に戻ってきてくれたんだなあという喜びでいっぱいになります。わーい(嬉しい顔)

さて、胚移植ですが、様々な方法があるので主なものをご紹介しますね。

胚移植は、杯のグレードや患者さんの年齢によって、個々に検討されて決めます。

また、この時点で卵巣刺激症候群(OHSS)などで、胚移植はやめたほうがよいと判断された場合は、全て凍結して、体の調子を整えた後に胚移植をすることが出来るんです。

(1)胚移植の時期

胚移植をどの時期にするかは、医師と相談の上で決定することになります。

大まかに分けて、4種類の方法があるので、是非覚えておいてくださいね。手(グー)

(A)初期胚移植

採卵日から2〜3日目には、細胞は4〜8分割するのですが、この時期に移植するのが初期胚移植です。

正常な受精が成立すると、90%以上の受精卵が分裂するので、この移植が中止になることはほとんどないところがメリット。

ただし、通常は生命力の強い良好な胚から順番に移植するのですが、この時点では形態が似ている胚が多いので優良杯を選別するのが難しいのが欠点と言えるでしょう。

また、通常の妊娠では、初期胚の頃には、受精卵は卵管で細胞分裂しており子宮には到達していません。

そのため、初期胚は早い段階から子宮環境にさらされることになるので、その点もデメリットと言えます。

(B)桑実胚移植

採卵日から4日目で、16〜32細胞まで分裂し、細胞同士が密着して結合し、桑の実のように見える胚を桑実胚と呼びます。

この段階で移植するのが桑実胚移植。

この移植は、細胞数やフラグメントの状態が判別しにくく、移植候補の胚を選ぶのが難しい場合があるんです。

正常な妊娠の過程では、桑実胚の頃に、卵管から子宮へ胚は移動するので、タイミングは自然のリズムにあっていると言えるでしょう。

そのため、初期胚に比べて妊娠率は高いと言われています。

しかし、賛否両論があるのではっきりとは言い切れません。

(C)胚盤胞移植

採卵日から5日目、または6日目に、胚盤胞という状態まで分割の進んだ胚を移植します。

胚盤胞になるまでには、長期間培養する必要がありますが、その途中で、かなり多くの力のない胚は分割を停止してしまいます。

そのため胚盤胞まで育った胚は、とても生命力のある強い胚と言えるでしょう。

さらに、初期胚よりも移植する胚の質を厳選できるので、移植数を減らして、多胎妊娠を防ぐことができるのです。

しかし、胚の数が少ない場合や、移植胚の質が良好でない場合は胚盤胞まで育たず、胚移植がキャンセルになることもある事をご理解くださいね。

通常の妊娠では、受精卵が出す物質(エキス・信号)によって、子宮が着床の準備をします。

しかし、胚盤胞で移植する場合は、受精から胚盤胞までを体外で過ごしてから子宮に戻されるので、着床の準備が出来てない子宮に突然胚盤胞が来ることになり準備不足のため、妊娠しにくくなってしまうという欠点があるのです。あせあせ(飛び散る汗)

これを補うべく開発されたのが、2段階移植とSEET法です。

(D)2段階胚移植

2段階胚移植とは、文字通り2回に分けて移植を行う方法。

1回目は受精後2日目に胚を1個、2回目は受精後5日目に胚盤胞を1個子宮内に移植します。

1回目に戻した胚は、子宮内膜が胚を受け入れて着床しやすいように働きかける役割を果たしながら、自身も着床する事を目指します。

2回目に、もともと着床率が高い胚盤胞を、先に戻した胚のおかげで準備が整った子宮に移植する事で、さらに高い妊娠率が期待できるのです。手(チョキ)

簡単に言うと、受精後2日目の胚移植 + 受精後5日目の胚盤胞 = 2段階移植 とご理解下さい。

たいていの場合まず出来の悪い初期分割胚を移植してから、優秀な胚盤胞を移植する場合が多いようですが2つ移植すれば、どちらかが着床するだろうという理由だけでなく、あまり良好でない胚に、受精卵が来るという信号を出して貰って優秀な胚盤胞を迎える準備を子宮にさせるという意味もあるのですね。

この方法は、2個の胚を移植することになるので、多胎妊娠の確率が上がってしまうことが難点ですが、上記の胚盤胞移植の欠点である子宮の受け入れ態勢の不足を見事に補ってくれるとてもよい方法ではないでしょうか。グッド(上向き矢印)

実際にかなり高い妊娠率が得られるので、多くのクリニックで積極的に取り入れられているようです。

多胎妊娠率も1個の移植に比べてると高いものの、全体としては、それほど心配する程でもありません。

そのため、何度も1個の胚を移植しても着床しない場合には、この方法が有効だと言えるでしょう。

日本産科婦人科学会のガイドラインによると、この移植が適用される人は、35歳未満では、3回目以降35歳以上では2回目以降になります。

(E)SEET法

SEET法は、胚盤胞1個を移植する3日前に受精卵が出す物質(エキス・信号)を含んだ培養液を注入することにより、子宮に受精卵を迎える準備をさせて着床しやすくする方法です。

2段階移植と同じ効果を狙っていますが、2段階胚移植のように、実際に受精卵を戻すと多胎妊娠の可能性は否めないので、SEET法では、培養液だけを入れるというわけです。

多胎を防ぐ意味ではSEET法のほうが、2段階胚移植よりも、多胎を避けられる進化したやり方ともいえるかもしれませんね。手(パー)

胚盤胞が1つだけしかない場合でも、実施することができるので胚が育たたないタイプの人にはこの方法が有効ではないでしょうか。

ただし何回やっても着床しない人の場合には、1つでも多くの胚を入れた方がより着床の確率は上がるので、2段階移植をおすすめします。

移植の方法と合わせて、是非知っておきたいのが、移植胚の数。

移植胚の数は、日本産科婦人科学会が、年齢と回数によって以下のように決めています。

どの病院でもこのガイドラインから大きく逸脱しない範囲で移植が行われているようですね。

(2)移植胚数(日本産科婦人科学会ガイドラインの会告より)

35歳未満・・・1回目・2回目は原則1個まで
        3回目以降 原則2個まで
35歳以上・・・1回目は原則1個まで
        2回目以降 原則2個まで
胚盤胞移植・・・年齢、回数を問わず1個まで

これを見てわかるように移植胚は原則1個とされているようですね。

これは、多胎妊娠の予防や、余剰杯を凍結することで杯が無駄なく利用でき、トータルの妊娠率が向上すると考えられているからだそうです。

ちなみに、多胎妊娠がなぜいけないかというと、早産になったり、未熟児が生まれてきたり、妊娠中毒症を患ったりする危険性があるからなんです。バッド(下向き矢印)

また、出産は帝王切開になるので、体に負担がかかる事も憂慮されています。

子どもをなかなか授からない人にとっては、一度に二人も生まれてくれたらラッキーと思うかもしれませんが、無事出産できるまでにはいくつもの高いハードルを乗り越えなくてはならないので、決して手放しで喜べるものではないのですね。

私は、どの移植方法も1度ずつは試してみました。

私の場合は、1回の採卵でだいたい5個くらい卵が取れるので、いくつかの方法をミックスして利用する事が多いです。

たいてい、採卵した周期に新鮮胚移植をする時には、初期胚の2個戻し。

そして、残りを胚盤胞まで育ててもらって凍結し、体を整えて、別の周期に冷凍胚を1個移植してもらっています。

その際には、SEET法は必ずしてもらってます。

2段階胚移植もしましたが、最初に通い始めたころには、クリニックの先生は、多胎妊娠のことを考えて、あまりおすすめしないと渋っていました。

でも、結局何回移植しても妊娠しないので、最近では、「2段階胚移植もやってみる?」と必ず聞いてくれるようになりました。

移植の方法に関しては、クリニックの方針によって3個胚移植するところから、絶対に1個の胚しか戻さないと決めているところ、原則1個の胚を戻す事を推奨しているけど、なかなか妊娠しない人には、2個の移植を行うなど、本当に様々なんです。

まず、皆さんが通っているクリニックの主治医がどう考えているのかを必ず聞きましょう。

これはとっても大切。

そして、自分の希望を伝えて、より良い方法を検討してみてくださいね。わーい(嬉しい顔)

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posted by 体外授精ゆみ at 09:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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